★2011年9月議会
―一般質問 ―
2011年 9月議会
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―笹井 均議員の一般質問― 2011年 9月議会
《すべての同和対策事業の廃止をすること》
【笹井】私は「解放同盟言いなりの同和行政は廃止すること」「町民誰もが公平・平等で差別のない安心して暮らせる町政」を求め一貫して質問してきました。私もいろいろな差別を経験してきました。会社の不当な差別により指名解雇され、職を奪われ8年以上も解雇撤回裁判もしました。
会社に非を認めさせ職場に復帰しても仕事もさせない、挨拶も話しもしない、賃金は最低賃金で生活も大変な状況でした。ですから特別な施策でなく、皆さんと同じにしてほしいのです。町長はこれまで「笹井議員さんのご指摘などを総合的に考えながら、近隣町村の動向等も真摯に受け止め、適切な対応をしてまいる。」と答えています。真摯に受け止めるのであれば私が提案していることを具体的に進めることです。
《総合的見地から事業ごとに判断する》
【町長】町では、同和問題の課題解決のために、一般対策に工夫を加え、残された課題の解決に向けて取り組んでいます。また、補助金等の運動団体対応につきましては活動状況及びその内容等についての実態を確認のうえ、判断してまいります。
これまで積み重ねられてきた支部活動の成果や、町の人権問題解決に向けた教育啓発の必要性等々、総合的見地から事業ごとに判断していきます。
《希望の持てる農業政策と農地の適正管理》
【笹井】これまで、町の農業政策は観光果樹園構想など農地の有効活用を進めてきましたが、耕作できない農地が年々増加しています。農地の流動化や農地に付加価値をつける畑灌漑用水や新規農作物の導入、観光果樹園を生かす関連施策や担い手育成を早急に進めることです。
いま関地内や阿那志地内に、耕作を目的にせず、雑草対策で農地に大量に選定枝チップが投入されています。埼玉県では、放射能関係での堆肥等の自粛規制・腐葉土及び剪定枝堆肥等の製造・出荷・施用の規制がされています。住民の安全・安心を守るうえでも投与された選定枝チップの放射線量の測定を早急に実施して、結果を住民に公表することです。
《剪定枝の施用は条例で規制する》
【町長】「担い手の育成、環境保全型農業の実現、地域営農組織の確立」など今後の推進方策等を審議会で調査審議しています。農地の遊休化の問題は農地バンクを設け効率的な利用を促進しています。畑潅既用水の整備は農家の意見を伺いながら進めます。
腐葉土及び剪定枝の放射線の検査測定は行っていません。農地は限られた貴重な資源ですので、耕作者による適正な管理や耕作をお願いしています。剪定枝肥料の施用量は10㎝から15㎝までに町の条例で規制します。
《放射能汚染対策と再生可能のエネルギーに転換を》
【笹井】 東京電力福島原子力発電所から放出された放射性物質は、「ウラン換算でヒロシマ型原爆20個分」と大量かつ広範囲に放射性物質「死の灰」が放出され、国民の不安が広がっています。まして、高濃度の廃棄物処理の技術もなく人類との共存はできません。
再生可能エネルギーは自然界から何度でも永続的に採取できます。町長は「町民の命と健康を守る最高責任者」として日本のエネルギー政策を自然・再生可能エネルギー政策に転換することを関係機関に要望・提案することです。そして町で「線量計」を購入し住民の安全安心を守ること。
《町で空間線量計を購入し早期に検査を実施する》
【町長】 再生可能エネルギー法が公布されました。再生可能エネルギーへの転換は国民の合意事項と考えていますが、国政のことであり要望は控えます。放射能汚染のよりきめ細かな情報を継続して提供できるよう空間線量計を購入します。
2011年 9月議会
―角田朝枝議員の一般質問― 2011年9月議会
《救急医療の現状と改善について》
【角田】今、救急車の音を聞かない日はない位、どこかで誰かが交通事故にあったり、急病になったりして病院に運ばれています。急病になった時に医師不足により、受け入れ先がないことが問題になっています。特に、子どもを受け入れてくれるところがなく救急隊の方たちも大変困っています。
急患を受け入れてくれる病院を増やせないか。また、群馬県の医療機関を通常でも利用しています。緊急時の連携が必要です。 医師不足解消等について国県近隣市町村に働きかけるべきです。児玉郡市に公立の総合病院をつくる必要があります。
《県に働きかけ 努力している!》
【町長】救急医療が群馬県の病院の利用が多いということは知っている。県も中にはいって常に児玉郡市の首長、北部医療圏では熊谷市まで入った医療圏の中で2次救急を考えようという形に今変わってきている。公営の総合病院は昨今の経済状況や全国的に医師の確保が難しい中で非常に困難であると認識している。
《イノシシ出没で米が危機に!町の対応は?》
【角田】たんぼの稲穂が金色に色づいてきました。この、米を狙ってイノシシなどの有害鳥獣が田畑を荒らして美里の農業が危機にさらされています。特に円良田や広木では民家までイノシシが来たのを、住民が見ています。
田んぼも入れないように網をかけたり戸板で囲ったりしています。イノシシは、稲穂を食べて稲を根から踏み倒し、ぐちゃぐちゃにしてしまいます。「今年、やられたら来年は米をつくらない」とまで農家の人が言っていました。いろいろな有害鳥獣が山を下りてくるのは山が荒れて食べ物がないためです。
山をきれいにして動物がすめる環境をつくること。また、猟友会に任せきりのような気がしますが、「くくり縄代」とか「箱穴代」とか町で持つことはできないか。
《有害獣駆除を引きづづき実施をしていく!》
【町長】円良田や広木地区での中山間部についてイノシシをはじめニホンジカ、ハクビシンなどによる農作物被害が多く発生している現状である。
県では豊かな自然を次世代に引き継ぐための施策を実施している。この事業により人と動物が共生できる環境が整備できるよう県に要請していく。駆除についてはほかの市町の例を参考にしながらいい方法を考えたい。
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