住民こそ主人公の町 美里町をつろう  

★2019年6月議会

一般質問 ―

2019年6月議会


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堀越賢司議員の一般質問―  2019年6月議会


《学校給食無償化を!》

【堀越】
学校給食費保護者負担を無償化することについてお尋ねいたします。神川町では、今年4月より学校給食の無償化がスタートいたしました。学校給食の無償化は究極の子育て支援で、低所得世帯の子どもほど朝食を取らない割合が高く、野菜を食べる機会が少ないという傾向があります。義務教育の中で、栄養のバランスの取れた給食はすべての子供に保証されるべきものです。美里町の子どもたちに家庭の事情に関係なく、十分な栄養を取る環境を整えてあげたいと思うが、どうか?

【町長】学校給食無償化に対する試算額は新たに年間、3100万円の予算が必要となります。美里町の生き残りをかけた教育の充実と合わせた給食費の無償化を含めて、子育て支援を充実させ、町内の人も、町外に人も美里町を選んでいただけるような工夫ができないだろうかと考えております。
これらの課題は、ここ数年のうちに方向を決める必要があります。その中で給食費の無償化も議論すべきと考えていますので、ご理解をお願いいたします。


《関地区産業廃棄物を取り扱う工場が出す悪臭対策を!》

【堀越】 風のないどんよりした日は、関地区産業廃棄物を取り扱う工場周辺に悪臭が蔓延し、聞き取り調査をしたところ、「野外にいると気持ちが悪くなる日がある」「前もって悪臭の度合いを測定しますと会社に伝えているのだから信用できない」と言っている人もいます。ご近所のあいさつでは、今日はとても臭いねと言葉を交わすそうです。こんな言葉もあります。「どうせ何を言っても変わらない」あきらめの言葉です。産業廃棄物を扱う工場に対してではなく、美里町政に対してのあきらめと絶望を表した言葉です。悪臭の検査結果が基準以下であったり、平成12年4月に産業廃棄物を取り扱う工場と公害防止協定書をつくったりしていますが解決しておりません。この内容は一般質問で笹井元議員も出しております。煙突を4メートル延長した努力は認めますが、いまだに悪臭が出ています。防止措置、臭いを消すフィルター設置等の対策を会社に強く訴え、この件に関して再調査をすることにつて町長の見解を聞かせてください。

悪臭防止法及び美里町環境保全条例で必要な規制を行います

【町長】悪臭防止対策の推進をはかっております。さらに、町といたしましては、地域住民の健康を守り、生活環境の保全を図ることを目的として、町内事業所と環境保全協定を締結し、関係法令の遵守及び公害防止の推進をはかっております。しかしながら、依然として町内の向上などから発生する悪臭に対し、住民から苦情をいただくことがあるのが現状のため定期的な巡回を継続して行います。

【堀越】 このカレンダーは平成29年度4月のカレンダーで工場近辺の方が「大変さ」をメモしたものです。
 4月2日、駐車場最悪。水で流す。泡がいっぱい。コバエがいっぱい。水で流す。4月3日、駐車場を水で流すが、泡がいっぱい。4月4日9時45分煙が多い。15分、臭い、窓までコバエがいっぱい。5日、朝からゴミ虫がすごい。最悪な臭い。6日、朝から臭いがきつい。3時半ころ機械が止まる。故障している。窓を開けている。駐車場のところを水で流す。泡がすごい。2時過ぎから悪臭がすごい。19日ゴミ、虫がすごい。朝から煙の臭いが多い。誰か調査に来たが。後から煙がすごくなった。21日5時ダンプ、トラック。22日会社の関係者が来ている。すだれを持って考えている。 すだれを付ける。 もくもくとけ塗りが勢い。6時、水色の軽。7時ころ動き出す。気になる。毎日臭いわけではありません。風の関係で、すごい濃度の濃い臭いものが周辺に煙突から下がっていくそうです。

【町長】
色々調べていただいたのだけれども、結局決定的なものがないのです。ですから、ご指摘はよくわかります。いずれにしましても、定期的に巡回をし、今まで積み重ねてきたいろいろなことを守っていただくように、こちらもお願いしていきたいと思っていますので、これで終わりでなく何かいい方法があれば一緒に考えていきたいと思います。

《 耕作放棄農地の解消を!》

【堀越】 4月の初めころ、役場環境対策課に相談しましたが、小茂田地区の耕作放棄地にマルガメ虫なる害虫が大量に発生し、洗濯物に付着し悪臭を付けてしまう被害が発生しました。その後、農業委員が、地主の方へ手紙と言葉で耕作放棄地の改善を求めたそうですが、6月現在まだ手付かずです。高齢化が進む中、積極的な遊休農地の活用を求めます。美里町空き地農地バンクへ登録してもらえるよう根気よく説得するなどがんばっていただきたい。最大のピンチは最大のチャンスととらえ、ミカン畑や荏胡麻畑、さらなる農作物を作り、農地を遊ばせない、耕作放棄農地を減らす手厚い援助と指導を強く求めます。

耕作放棄地とならないよう事業を推進する

【町長】 
農業委員会が遊休農地及び遊休化の恐れがある農地を把握するため、年一回すべての農地をパトロール調査し、援助と指導として、農地中間管理事業を利用するか等の意向を確認しています。農地中間管理事業は、農地所有者「出して」と耕作者「受け手」のマッチングを行う事業です。耕作放棄地とならないよう事業を推進しています。


2019年6月議会


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