住民こそ主人公の町 美里町をつろう  

2014年度予算要望書

2014年度予算要望書

2013年12月25日
美里町長
原田 信次 様
日本共産党埼玉県北部地区委員会
委員長 川瀬 元行
日本共産党美里町議員団
団 長  笹井 均
議 員  角田朝枝

日頃の町政運営に対しまして敬意を表します。
自公政権は、数を頼りに国民の声を聴かず、国民の知る権利を奪う「秘密保護法」を強行採決しました。今でもTPP交渉などの情報も公開されず秘密裏に進められています。情報を秘密にすることは戦争のできる国造りを進める暗黒政治への道です。そうした政府に多くの国民の非難の声があります。
昨年3月11日の東日本大震災と東京電力福島第一原発所事故からすでに2年半以上が経過しました。しかし、被災者の生活再建も被災地の復興支援もまだまだ道半ばであり、原発事故についても緒に就いたばかりで終息にはほど遠い状態です。災害に強いまちづくりとともに、平常時からの福祉と医療など社会保障の充実は、災害への最大の備えと言えます。
しかしながら安倍自公政権は「税と社会保障の一体改革」の名のもとに、社会保障を切り捨て、地方自治体への負担を強化してきています。
今こそ町政はこうした国の悪政の防波堤の役割を果たすことが強く求められています。
こうした中、貴職におかれましては、町民の生活と安全を最優先する立場を堅持し、地方自治体本来の役割を果たしていただくよう要望するものです。つきましては、2014年度予算編成にあたり町民の要望にもとづき、以下の通り281項目の重点要望・提案と地域の要望を早急に実現することを要望するものです。 
1.憲法と地方自治を守り、町民参加による
民主的で効率的な行財政の確立を
【 平 和 対 策 】
1. 国民の目と耳口をふさぎ、日本を「海外で戦争をする国」につくりかえる「秘密保護法」に反対し、憲法9条を守り平和な世界の実現を国にはたらきかけること。
2. 日本国憲法の普及啓発に努め、憲法をくらしに生かす町政をすすめること。  
3. 非核平和都市宣言の町にふさわしい啓蒙活動と平和推進事業を積極的に行うこと。
4. 「非核平和都市宣言の町」の広告塔を公民館などに設置すること。
5. 町の戦争に関する資料や証言を保存・作成し平和教育を推進すること。
6. 学校の図書室と町の図書館・公民館に郷土資料や平和コーナーを設けること。
7. 町内に平和公園や資料館を作り、町民の平和意識の啓発をはかること。 
8. 「非核・平和都市宣言」にもとづく事業を進め、平和のための戦争展や平和運動などに援助し、平和で安全な町づくりをすすめること。
9. 中学生の広島・長崎派遣事業を実施し、町民の参加も進めること。
10. 非核日本宣言を国に求め非核平和都市宣言自治体連絡会に入会すること。
11. 町民を戦争に協力させる「国民保護法」に基づく条例は発動しないこと。

【 公共施設を利用しやすくし、民主的な町政に 】
12. 地方自治を脅かす「道州制」や「市町村合併」や定住自立圏構想は推進しないこと。
13. 営利を目的とする指定管理者制度は導入しないこと。
14. 「プライバシー保護条例」を制定し、住民の知る権利を保障すること。
15. 休日開庁を増やし、平日窓口の時間延長をすること。
16. 各種審議会は議員を入れないで女性を増やし、広く住民の声を反映できる定数と構成、会議の回数にすること。
17. 公民館事業や生涯学習を活発にするために社会教育委員の活動を充実させること。
18. 学校給食調理員や用務員・町の施設の管理など必要な人材は民間委託をやめて町の責任で運営すること。
19. 外国人や視覚・聴覚・肢体障害者に対応できる職員を配置すること。
20. 住基ネットによる個人情報の漏えいがないよう対策を講じ、参加する、しないは個人の選択にして国が進める行政改革には反対すること。
21. 個人の同意なしに、住民基本台帳の自衛隊への開示はしないこと。
22. 交通指導員の待遇改善と定員確保を行うこと。
23. 「働く貧困層」の解消を目指し、臨時職員を正職員にするなど町が範を示すこと。
24. 女性の採用、管理職への登用、昇格、昇進での差別をしないこと。
25. 町職員の行政に対する熱意や創造性が全面的に発揮できるように職員の自主性を尊重した適正な人員配置と待遇の改善をおこない働きがいと希望のもてる職場にすること。
26. 役場職員に研修(自主的なものも含め)を薦め、政策能力・管理能力・法律の理解などの向上に努力すること。
27. 職員がやる気のでる人事を行い、情実人事は絶対に行わないこと。
28. 職員を削減するのではなく必要な職員の増員を行い、町民サービスの向上を図ること。
29. 法律違反のサービス残業の根絶を図ること。
30. 執行部や職員間のコミュニケーションの充実を図り不祥事が起きないようにし、住民サービスに当たること。
31. 職員組合とは対等・平等に誠意をもって対応すること。
32. 町会議員の宴会に課長など町職員を参加させないこと。
33. 議会傍聴者に、予算書・決算書・議案書を配布すること。
34. 議案の先決処分や議会軽視をしないこと。
35. 行政区の自主的運営と地域コミュニティーを促進する積極的施策をすすめること。
36. 神社(宗教施設)を行政区で管理することは法律違反になるので止めさせること。

【 財 政 対 策 】
37. 国に地方交付税の増額を求めること。
38. 国に対し「法律を守り、地方交付税の使途に条件を付けない」ようにさせること。
39. 庶民には10年間で9兆円の負担増、大企業には10年間で10兆円の減税になる「復興増税」に反対し、法人税減税をやめ、大資産家向けの証券優遇税制の延長をやめ10年間で17兆円生み出せる政策を実施するように国に要求すること。
40. 町民の生活を守るため国保税や水道料金など公共料金の引き上げをやめること。
41. 不要不急な投資を抑え、ムダを省き町財政の効率化をはかり、町民とともに町民の望む町づくりを進めること。
42. 予算の不要額は早めに対応し、住民のための活用をすること。
43. 交際費・食糧費などの節減をはかり、町民の必要とする経費に当てること。特に交際費は政党や選挙関連などに使わないこと。平和運動など活躍する団体を支援すること。
44. 町会議員や団体などに対し交際費や公費での飲食は一切行わないこと。
45. ターゲットバードゴルフ場やゲートボール場・ゴミの収集場所などに提供している民地の固定資産税を免除し、新設に補助すること。
46. 固定資産評価の補正を適用するなど固定資産税などの税を軽減すること。
47. 基金による「ため込み」をやめ、教育・福祉等の施策に当てること。
48. 住民税の徴収の猶予に対して、国税通則法の精神に基づき、誠実に対応すること。

2.公害のない住みよい生活環境と快適な町づくりのために
【 公 害 対 策 】
49. サンレックス・ラクト資材や、養鶏場などの悪臭を改善させること。
50. 地域環境と飲料水の安全を守り、住民の健康を守るため、公害発生のおそれのある企業や施設の進出を認めないこと。
51. 産業廃棄物の投棄、農地の不法転用の監視を強化し投棄された物は町の責任で撤去し地主や業者の費用負担で住民の安全を守ること。
52. 小山川クリーンセンターへのゴミ持込みの業務が適切に行われるようにすること。
53. ゴルフ場の農薬使用の量、種類、散布日時など、実態調査をし、水質等の検査体制を充実させ情報を開示すること。
54. ダイオキシンや悪臭・産業廃棄物の投棄・回収などの施策を徹底し環境を守ること。
55. 住宅・店舗・事務所のアスベスト調査・除去に助成制度を作ること。
56. 「アスベスト含有簡易判定セット」を配布すること。
57. ダイオキシン発生の下児玉の焼却施設を撤去させること。
58. ダイオキシン類の調査個所を増やし、毎年定期的に行い公表すること。
59. ダイオキシン類の発生原因である農業用廃棄物の塩化ビニールなどの分別収集を行い処分に補助金を増額すること。
60. 「残土条例」を作り、農地の無断転用・不法投棄は撤去させること。
61. 道路側溝や下排水溝の清掃を定期的に行い汚泥の処分場をつくること。
62. 高速道路沿いの町道の側溝の維持管理・清掃を町の責任でおこなうこと。
63. ゴミの収集所設置の補助金を増額し、改修にも補助すること。
64. 生ゴミ活用した堆肥センター建設で焼却ゴミの減量化をすすめること。

【 道 路・交 通・河 川 対 策 】
65. 水道水の需要が減少しつつある現状を踏まえ、建設を再開した治山・治水上必要のない八ツ場ダムの建設中止を国と県に求めること。
66. 町内の河川に「町民釣り場」を設置すること。
67. 寄居スマートIC建設はその必要性や町づくりの計画を明らかにしてから建設を進めること。
68. 道路や歩道を整備し通勤通学など交通安全対策を強化すること。
69. 道路維持管理のために定期的に「道路パトロール」を実施すること。
70. 県道本庄寄居線の「自転車歩道」を全線両側に早急につけさせること。
71. 幅員4メートル以下の道路に側溝の整備促進をはかること。
72. 大沢小学校北東の隅切をして、安全確保を図ること。
73. 県道本庄寄居線のアバンセ前の交差点と千田石油前の交差点に早急に右折レーン設置を早急に実現すること。
74. 関地内(倉柱)森藤石材西の町道869号線の改良舗装をすること。
75. 関地内(八幡関)清水彰宅北の町道851号線の改良舗装をすること。
76. 関地内(八幡関)雨で冠水する町道932号線の改良舗装をすること。
77. 農免道路の歩道を完全整備し、除草など定期的な管理をすること。
78. 八高線北側の町道631号線を拡幅改良すること。
79. 駒衣地内、町道1-8号線「さかえや」交差点に正規の信号の設置と拡幅を早急にすること。
80. 駒衣地内(赤尾)町道527号線を改良舗装すること。
81. 古沼に通じる町道1390号線の改良舗装をすること。
82. 駒衣地内、町道1247号線の側溝水路を整備し、ガードレールの設置と道路改良をすること。
83. 駒衣地内、松久保育園北の道路(1354号線)の改良舗装をすること。
84. すべての通勤通学路にガードレール・フェンス・カーブミラー、信号機など交通安全施設等を設置し、補修は早急におこなうこと。
85. 交差点など道路照明灯の増設をすること。
86. 氾濫の恐れのある志戸川の治水対策事業の早期促進と、いつも侵食破壊される個所(阿那志・関地内)の抜本的な改修をすること。
87. ふるさと歩道(ウオーキング)や町内一周サイクリング道路をつくり「スポーツ振興の町宣言」にふさわしく誰もが身近にスポーツができる環境をつくること。

 【 生 活 環 境・防 犯・防 災・住 宅 対 策 】
88. 児玉広域圏消防の7署所体制を堅持し、人員・車両・装備等の充実を目指す立場から県主導の消防本部の広域化には反対すること。
89. 市町村消防の基本を守り、美里分署を存続させ、町民の生命財産を守ること。
90. 広域消防美里分署の耐震対策を早急に実施すること。
91. 消防に要する費用は全額公費負担とし、団員・職員の待遇改善と装備の充実を図ること。
92. 消防団員・職員にアスベスト対策として防塵用マスクを配布し、健康を守ること。
93. ハザードマップを土地利用の安全管理や災害危険地域の改善など減災対策に活用すること。
94. 災害対策及び援助のあり方を抜本的に見直し、医療用品などの備蓄を充実すること。
95. 防災訓練は定期的に行い、防災予算を増額し、災害時に備えた体制を確立すること。
96. 地域防災組織(行政区)を充実させ、住民の生命財産を守る体制をつくること。
97. 建築物耐震改修促進計画の策定を急ぎ逐次実施すること。
98. 耐震住宅を増加させるため、補助金の充実と積極的な推進をすること。
99. 集中豪雨時等の洪水・冠水対策として、雨水幹線・一時貯留施設・遊水地の建設促進を図ること。
100. 「住まいは人権の立場」で住宅政策を確立し、安心して住める町にすること。
101. 一般勤労者の土地購入、住宅建設のための資金貸付制度の充実を図ること。
102. マイホーム助成制度を復活し、若者が定住する町を促進すること。
103. 低所得者の町独自の「生活資金貸し付制度」を新設すること。
104. 水道料金、国保税、保育料、汲み取料、などの公共料金を引き下げること。
105. 公共下水道の早期実現と供用率向上の対策(補助など)を早急に進めること。
106. 水道の給水管を引く場合の補助制度を作ること。
107. 集落排水事業の供用率を高め、家庭雑排水が水路に出ないようにすること。
108. 合併浄化槽の転換促進の施策を計画的に進めること。
109. 生活環境を守る道路や集落排水処理事業などの補助金を増額すること。
110. 蛍や魚の住める河川を増やし保全すること。
111. 家庭太陽光発電設備設置補助金を増額し設置の促進し環境にやさしい町にすること。
112. 自然(再生可能)エネルギー促進に町有地・町有施設の有効活用をすること。
113. 遊休農地などを活用して、再生可能エネルギー政策・エコタウンを進めること。
114. 青少年の健全育成のために有害図書・ポルノビデオ等の自動販売機の全町一掃を速やかに実施すること。
115. 防犯灯の蛍光灯など維持管理は行政区負担でなく町の責任で行うこと。
116. 公園に公衆トイレを設置し、公園の清掃は定期的におこなうこと。
117. 「空き家」対策を進め、環境保全・防犯・防災対策を進めること。

3.町民の命と健康、暮らしを支える福祉・医療の充実を
【 健 康 対 策 】
118. 公立の総合病院の建設を進めること。
119. 県内8カ所の医療圏に必要だといわれる総合周産期病院を、児玉郡内に誘致するためのプロジェクトチームを広域圏で立ち上げること。
120. 県高齢者医療センターの誘致をすること。
121. 住民のための栄養士を配置し、保健師の増員と地域保健推進委員制度の実施で、予防医療を充実すること。
122. 生活保護の改悪(医療費の自己負担、ボランティア、職業訓練の義務付け、保護水準の引き下げ)に反対すること。
123. 生活保護世帯の老齢加算の早期復活を国に求めること。
124. 生活保護世帯に対する「医療券」を「医療証明書」に替えること。
125. 国保税の低所得者の税負担の軽減をはかること。
126. 国民健康保険の広域化に反対すること。
127. 国民健康保険会計への国庫補助率を元に戻すよう国に求めること。
128. 国保税未納世帯への保険証は無条件で交付し、短期保険証の交付を止め、資格証明書の交付措置はおこなわないこと。
129. 国保税の減免基準は所得の基準など分かり易く明確にして積極的に実施すること。
130. 国民健康保険法第44条(一部負担金の減免)について広報などを通じ町民に周知徹底を図ること。
131. 県独自の「低所得者の医療の一部負担金を援助する制度」を町民に知らせ積極的に活用すること。
132. 生活習慣病検診や住民健診は、希望する全ての町民が受けられるよう年齢制限をなくし医療機関で何時でも受けられるように「医療機関窓口方式」を実施すること。
133. 「特定検診」の検査項目を充実し、保健センター一個所でなく多くの住民が受診しやすいように各地区で実施して、受診率の向上を図ること。
134. 無料の住民検診を充実し、町民の健康と生命を守ること。
135. 子宮癌検診は子宮体癌検査も取り入れること。

136. 子宮頸がん、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの対象者全員の接種を無料で実施すること。
137. 医者(医療費)にかからなかった人の表彰制度をつくること。
138. 町単独の傷病手当や結婚・出産祝い金制度をつくること。
139. 乳幼児検診の精神発達診断法(ボイター方式)を充実させ、早期発見・早期治療など障害児対策を総合的におこなうこと。
140. 入院給食費の自己負担に町が補助すること。

【 高 齢 者 ・ 障 害 者 対 策 】  
141. いきいき対策事業を充実し、ボランティアなどの人材と財政的な援助をすること。
142. 障害者医療・高額医療費の窓口払いを早急になくすよう関係機関と協議すること
143. 高齢者を差別する後期高齢者医療制度の廃止を求めるとともに、町が補助し高齢者の負担を軽減すること。
144. 後期高齢者医療制度の低所得者の利用料を軽減・免除をして誰もが安心できる制度にすること。
145. 白内障眼内レンズ手術の患者負担分を全額、町で補助すること。
146. 公共施設の出入り口にスロープをつけ、自動ドアに変更し、暖房の洋式トイレの設置でお年寄りや障害者が利用しやすくすること。
147. 地域包括センターの機能を十分発揮し、新たに負担増になる人に補助し、高齢者の健康と暮らしを守ること。
148. 介護保険の見直しで保険料の引き上げ介護サービスの削減はおこなわないこと。 
149. 介護保険の要介護者の障害者免除をすること。
150. 老人養護施設の入所待機者を町の責任で解消すること。
151. 寝たきり老人の介護に必要な器具を町で貸出しすること。
152. シルバー人材センターの処遇改善の補助金を増額すること。
153. 「ねたきり老人等の介護者手当て」は当面年間12万円にすること。
154. 「寝たきり老人手当」を毎月3万円にすること。
155. お年寄りの「入院見舞い金制度」をつくること。
156. 「認知症老人の介護者手当て」を支給すること。
157. 税金や各種公共料金の減免措置と各種手当てを充実・拡充し生活保護、老人、障害者、母子、父子家庭などのくらしを守ること。
158. 給食配食サービスは町の責任で毎日実施すること。
159. 高齢者の歩行訓練用具としての「シルバーカー」を貸与すること。
160. 「敬老自治体宣言」を早急に宣言し、お年寄りの声を聞き生活を守り、生きがいのもてる施策をおこなうこと。
161. 理学療法士・機能回復訓練士である柔道整復師などを配置し機能回復訓練施設や作業所を配置した総合福祉施設を建設すること。
162. 高齢者・障害者の雇用をはかるため就職希望者に対する 相談活動をすすめ、企業に対し法定雇用率を厳守させること。
163. 高齢者・障害者が安心して住めるように、「住宅の増改築に補助金」を出すとともに、家賃の補助をすること。
164. 障害者自立支援法の撤回を求め、障害者が安心して生活ができ誇りを持って生きられる町にすること。
165. 障害児学童保育への補助制度を充実させること。
166. 障害者が働き生活できる公立の作業所を建設すること。当面は今ある施設や生活ホーム新設に補助と援助をおこなうこと。
167. 年金の給付額の引き下げと支給開始年齢の引き上げに反対すること。

【 保 育・子 ど も 対 策 】
168. 子ども医療費の無料化を高校卒業までに拡大すること。
169. 「子どもの権利条約」を保護者に配布し、普及と徹底に努め、子どもが何時でもどこでもいきいき生活できる地域にすること。
170. 児童福祉法の見直しで市町村の保育実施義務をなくし、市場化、営利化を進める「子ども・子育て新システム」には反対すること。
171. 空き教室や学校を解放して、子どもの学ぶ場・遊ぶ場を作ること。
172. 保育料は条例で定め、議会で審議すること。
173. 障害児の学童保育に助成をすること。
174. 保育料の保護者負担は無条件で第2子半額、第3子は無料にすること。
175. 保育職員の健康診断を町が無料でおこなうこと。
176. 保育所運営費・施設整備費の一般財源化をやめ保育制度の拡充を国に求めること。
177. 私立保育園への増改築など施設改善の助成を増額すること。
178. 延長保育やゼロ歳児保育、障害児保育などを安定的に行える財源保障を国に強く求め、当面町がすべての保育園に障害児保育ができるよう保母の確保、施設の改善や保育内容の充実に助成をすること。
179. 私立保育園への処遇改善費などの補助金を増額して公私格差分を補填し、保育士をはじめ職員の待遇の改善をすること。
180. 学童保育所は町立町営で小学校区ごとに設置し、備品や運営費等に補助をすること。
181. 保護者の勤務時間に合った時間外保育が出来るように補助金を増額すること。
182. 保育園児の給食補助と傷害保険に補助をすること。

4.豊かな人間性を育む教育環境と確かな学力と
スポーツ文化芸術の発展をはかるために
【 教 育 対 策 】
183. 教育に国や県の介入を許さず、子どもたちの健全育成を中心にした平和・民主教育をすすめること。
184. 侵略戦争を美化する教科書の採用はおこなわないこと。
185. 「全国一斉学力テスト」は実施しないことまた結果を公表しないこと。
186. 町・学校行事に対し「君が代・日の丸」を強制せず、何人に対しても内心の自由を侵さないこと。
187. 就学援助制度は、所得基準を明確にするなど利用しやすくすること。
188. 小・中学校の25人学級を実現すること。当面全学年で30人学級を実現すること。
189. 「おちこぼれ」や「いじめ」「不登校」などの問題は、生徒と教師の信頼関係を深め、町・学校・地域で、話し合いを重ねること。
190. 通学路の安全対策を徹底して児童にヘルメット着用を押し付けないこと。
191. 小中学校の各学校に更衣室を設けること。
192. 各学校のトイレに温かい洋式トイレを設置し使いやすいものにすること。
193. 小・中学校のクラブ活動の安全を守り、保護者負担を調査し助成をすること。
194. 小・中学校に司書教論か図書係りの職員を配置すること。
195. 小・中学校の図書購入費を増額すること。
196. 道徳・体育の副読本や交通安全共済掛け金などの保護者負担を無くすこと。
197. 学校の給食調理員は民間委託でなく、町の責任で運営すること。
198. 学校給食費を無料にすること。
199. 学校給食は米をはじめ野菜や果物も町内産で生産者のわかる食材を使用して自校方式を充実させること。
200. 学校給食の米飯回数を増やすこと。
201. 学校給食のコメや牛乳の補助の復活を国に求めること。
202. 奨学金制度の充実を図り、希望者全員が受けられるようにすること。
203. 「学校事故見舞金制度」をつくること。
204. 教師の事務負担を軽減し授業準備の時間や児童生徒と向き合う時間を確保すること。
205. 教職員の人事評価制度をやめるよう県教育委員会に要望すること 
206. 教職員の研修費を増額するなど、待遇の改善を図ること。

【 図 書 館・公 民 館 な ど の 対 策 】
207. 中央公民館の職員を拡充し、地区公民館は常勤者を配置し連日開館し、地域の活性化を計ること。
208. 町立図書館の図書を充実させ、必要な職員は専門職として登用し、町の文化が発信できる図書館にすること。
209. 図書費は住民のリクエストの応えられるよう増額すること。
210. 遺跡の森館事業は町民がより良い文化芸術に触れられる事業を行い、多くの町民が参加・鑑賞できる対策をすること。
211. 遺跡の森館を使用しやすい規則にし、利用率の向上をはかること。
212. 伝統芸能の復活・継承・保存・育成をはじめ自主的・民主的な文化・芸術団体の積極的育成と財政的援助をおこなうこと。
213. 子ども会や社会教育団体への補助金を増額し、その活動の自主性を尊重すること。
214. スポーツ振興の町宣言にふさわしく、「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことはすべての人の権利と位置づけた」施策をすすめること。
215. 町民体育館などに指導員を配置し、スポーツ用具等を備え気軽にスポーツができるようにすること。
216. テニスコートの整備をし、町民が公平に利用できるようにすること。
217. サッカー、ソフトボール、野球、その他健全な町民スポーツへの援助を強め、スポーツ施設の充実を図ること。
218. 誰でも気軽にできるフリークライミング施設をつくること。
219. 青少年の健全育成のため、スケートボードやインライスケート・音楽練習場など若者が集える施設を設置すること。


5.農業経営を守り町の基幹産業の振興と雇用の確保をはかり
中小企業の振興で地域経済の再生のために
【 農 業 対 策 】 
220. 美里町農業マスタープランが実現できるよう、人材と組織・資金を充実すること。
221. 畑地灌漑用水の積極的導入など営農条件を改善し町の農業政策を示すこと。
222. 国営かんがい用水工事負担金など農政投資に見合った活性化施策を進めること。
223. TPP参加をやめさせ各国の食料主権を認めるルールを確立すること。
224. 家族農業を発展させ、再生産できる価格保障をするなど、農業政策をすすめること。
225. 農家の利益を守ることを優先し、遊休農地対策を抜本的に進めること。
226. 生産法人㈲みのりは町の農業発展・農業支援できる機能と設備を充実させること。
227. 町独自の対策と農産物災害救済補助の充実を図ること。
228. 町独自の農業労災制度を新設すること。
229. コメの輸入を削減・廃止し、市場原理一辺倒の政府が進める「米改革」をやめさせ、農家が自立できる施策をすること。
230. コメの減反・転作は押し付けを止めて自主性を尊重し転作条件の拡充をはかること。
231. 農畜産物の価格安定制度の対象を拡大・充実させること。
232. 空き地や空き家を有効利用して地域農業の発展をはかること。
233. 観光果樹100町歩構想は、果樹の加工所や駐車場、トイレを設置するなど雇用の拡大の機会をつくり、地域と農家の発展がはかれるようにすること。
234. 優良農地を保全して市民農園・観光農園をすすめること。
235. 朝市や青空市を定期的に行い、地産地消を進め農業の活性化をはかること。
236. 学校給食や配食サービスなどに地元の農産物を使うこと。
237. 農業用施設用地は農地並課税にすること。
238. 減反田などの固定資産税は、すべて現況課税にすること。
239. 有機農業や低農薬など環境にやさしい農業に取り組む農家やグループを支援し、安全な農産物の生産を広げること。
240. 農業後継者育成のため、後継者に対する無利子・長期の経営資金の提供、就農奨励金の支給、経営と生産技術の習得の機械の提供、青年男女の交流機会の拡大などに県や農協と一体となって取り組むこと。
241. 農業後継者対策として「新規参入者に一定期間の生活支援や資金、技術、農地の貸し付け供給など総合的な支援」をすること。
242. 畜産農家の牛舎など農業用施設の固定資産税を軽減・減免すること。
243. 家畜糞尿処理施設に対する補助を拡大し畜産公害対策を強化すること。
244. 生態系を破壊する山林の竹林化・荒廃化を防ぐため年次計画を立て、実効ある対策を確立すること。

【 雇 用 安 定 ・ 中 小 企 業 対 策 】
245. エーザイ美里工場の武州製薬への譲渡による、首切りを許さず、雇用と労働条件を 守るよう要請し、町に相談窓口を設けるなど、町民のくらしと生活を守ること。
246. 町内商工業者との意思疎通を図り業者の実態アンケート調査を行い、中小企業振興 条例をつくり地域経済の振興をはかること。
247. 町内企業労働者のサービス残業などの労働実態を調査・把握し、労働者の健康と安 全を確保する措置を講じること。
248. 「税と社会保障の一体改革」で消費税の増税をしないよう、国に働きかけること。
249. 派遣などの非正規雇用労働者の正規雇用への切り替えを指導すること。
250. 弱者や中小業者いじめの消費税の増税をしないよう、国に要望すること。
251. 分離分割発注、随意契約工事の地元業者発注等によって、小零細建設業者の受注機会を増やし公正におこなうこと。
252. 町内企業に対し、リストラ等による労働者への不当な権利侵害が起こらないよう経営者に対する指導を強めること。
253. 仕事確保や融資、生活問題など中小企業者の相談窓口を設置すること。
254. 経営困難な業者に対しては国保税の減免制度を適用すること。
255. 固定資産税の免税点を引上げて、税率も低くすること。
256. 町民が利用できる町独自の特別低利の「緊急融資制度」をつくること。
257. 中小企業緊急運転資金融資制度を創設すること。
258. 小規模修繕契約の登録者への発注を高めること。また、3万円以下の工事の見積もりは省略し、手続きの簡素化を図ること。
259. 公共事業や物品の購入は町内業者を優先し公平におこなうこと。
260. 自営業者農業者等の自家労賃を認めるよう所得税法56条の廃止を国に求めること。
261. 伝統的技能を社会的に評価・奨励して、後継者育成のために「技能功労者」の表彰制度を設けると。
262. 入札の民主化をはかり談合を許さない厳正な点検システムを確立すること。
263. 指名停止・参加基準を明確にして、公正な入札をおこなうこと。
264. 総合評価制度などを拡大活用し、落札基準に「地元労働者の雇用率」「労働福祉」「自治体との防災協定の締結」「環境対策」「労務費水準」などを価格以外の評価項目として加え入札価格と同格として評価すること。
265. 入札時の工事費内訳書の添付を義務づけそれを公表すること。
266. 不正献金、脱税、談合等の不法行為に対しては、長期にわたる指名停止などの規制    強化すること。
267. 建設国保への補助金を国民健康保険の被保険者一人あたりの繰入金に近づけること。
268. 公共工事における賃金確保法(公契約法)の制定を国に求め町で条例をつくること。
269. 建設業退職金共済制度の積極的活用を図るため、契約時に手帳の発行、証紙の貼り付 けを義務付けること。また、証紙購入状況と貼り付け履行を徹底し、点検と指導をおこない、情報の開示を行うこと。また、制度の説明を広報やHPで行うこと。

6.同和対策特別事業を復活しないで、公平公正な町政を
【 同 和 対 策 事 業 】
270. 24年度ですべての同和対策特別事業を廃止したことに敬意を表します。
特別な施策を復活しないことで自主的な行政施策を推進でき、町民が誰もが納得できる民主・公開・公正・公平な町政を実現することができます。
271. 特別対策の財源を福祉や教育、町民のくらしに役立つ施策に使うこと。

 
7.震災からの復興支援及び放射線被害から町民を守るために
272. 原発0を表明し、再稼働に反対し、再生可能エネルギーを推進すること。
273. 東京電力に対し、福島第一原子力発電所の事故の正確な情報開示を求めること。
274. 原子力発電からの撤退と再生可能エネルギー開発を進めることを国に求めること。
275. 東京電力と国に農畜産物の放射線被害及び風評被害への全面的な補償を求めるとと もに町独自の補助をすること
276. 農産畜物の線量検査の費用も東京電力と国に保障させ、町も補助すること。
277. ゴミし尿、下水処理の汚泥、焼却灰の放射線測定結果の公表と処理対策を急ぐこと。
278. 放射線測定体制を一層充実し、測定回数を減らさないこと。行政区や町民からの測定の要望に即応できるようにすること。
279. 除染基準に基づき、速やかに対処し、除染した汚泥(土)は適切な処理を行うこと。
280. 基準値以上の測定結果が出たらすぐに関係者に公表通知をすること。
281. 学校給食の放射線量測定を学期一回ではなく頻度を上げること。

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