住民こそ主人公の町 美里町をつろう  

★2008/9月議会

一般質問 ―

2008年 9月議会




笹井 均議員の一般質問―  2008年 9月議会

笹井議員

消防の広域化で町民の生命財産は守れない

【笹井】消防の広域化が市町村や住民には何も知らせないで行田から熊谷、深谷、本庄、秩父を一つの消防本部にする県の統合案が出されています。

消防庁は広域化で消防本部を大規模化すれば、「たくさんの消防車を現場に投入できる」「指令や管理部門が効率化」「高額な設備の導入」などをメリットに上げています。

しかし消防の現場では「本部と現場の距離が遠くなる」「小規模消防署の統廃合につながる」との不安が強くあります。消防とはまさに「時間との勝負」広域化でたくさんの消防車を動かせるといっても20分30分経過して火が大きくなってから消防車が多数駆けつけても遅く被害の軽減にはなりません。

広域化でなく人員の充実など地域の消防力を強くすることこそ必要です。

美里の分署は維持する

【町長】本年3月に埼玉県消防広域化推進計画をつくったと聞いています。県内を7ブロックに総合するものです。

美里町は大里・秩父・児玉郡市に行田を加えた人口73万1445人、面積1521.32平方キロメートルという膨大なものになります。広域化によって市町村消防の本旨が揺らいではならないし、現在の消防力と美里の分署は維持したい。



農業用廃ビニール処理に補助金と竹林の対策を

【笹井】?現在、廃ビニール処理はJAで収集処理しています。町は20万円の負担をしていますが、個人負担がポリエチレンは1kg当たり25円・塩化ビニールは1kgあたり22円の費用がかかります。町で個人への補助金を出すことによって農家の負担の軽減と環境を守ることになるものです。


?町内山間部では耕作放棄された農地は観光果樹園構想で一部果樹園に変えられましたが、耕作放棄された農地や山林に竹林が広がり落葉樹や雑木がなくなり鳥や動物、植物の生態系を破壊しかねない状況に対策をすること。



中小企業や酪農・農家に緊急支援と農地を確保する対策を

【笹井】肥料や燃料など資材費の高騰・高齢化などで、中小企業や農業経営は大変です。深谷市では低利の融資や補助金の支給を実施しますが美里町も優良農地の確保や中小企業や農家を支援する施策を実施することです。

町長は今後多額の費用が見込まれるとして、町民祭などの補助金を削減することは提案しても町民の困難を解決する施策や美里町に展望の持てる提案は一切ありません。深谷市のような施策を緊急に実施すること。


【町長】里山の生態系の強い竹や篠に侵略され竹林と化している状況を大変危惧している。彩の国緑の基金など県の制度を検討し区長さんと相談していく。緊急支援については県の補助制度などもう少し状況の推移を見ながら対処したいと思っている。 


                       

公共料金の値上げはしないこと

【笹井】07年度決算は県内市町村でも健全化率や諸指標は上位です。基金積立てや繰越金を計上しています。

花火大会や町民号、中学生の海外体験学習、敬老会などや自治振興交付金の今後の方向性と公共料金を引き上げないこと。

目的が達成されたもの・時代に合わなくなったものは廃止する

【町長】 国保税は所得割を減らし・均等割資産割を増やすことも含め値上げを検討する。水道料金も見直しをする。各種イベントについても廃止縮小も含めて検討する。

小中学校の耐震化、スマートインターチェンジ等大きなプロジェクトを進めなければなりません。財政見通しを全庁挙げて作成している。



2008年 9月議会






角田朝枝議員の一般質問―  2008年 9月議会

角田議員

介護保険見直しで 介護保険料を上げて、介護なしにしないこと!

【角田】 来年の4月から介護保険の第4期の見直しがはじまります。美里町においても基本的な考え方などが厚生労働省から示されて、計画づくりが始っていると聞いています。

この4次計画は2015年に実現すべき目標にむけた中間的なものと国では位置づけて目標が
?、施設の抑制、施設・居住系サービスの利用者数を要介護2以上の認定者の37%にすること。

?、施設利用者の重度化、介護保険施設などの利用者のうち要介護4,5の人の占める割合を70%にすること。

?、介護施設の個室、ユニットケアの割合を定員数で50%以上、特別養護老人ホームのユニットケアの割合は70%する。ということであります。

それと同時に、2006年の医療改悪の具体化として、介護型の療病床、介護型医療施設の廃止、転換を盛り込むといいます。これは、軽度の人を施設から追い出してしまうということではないでしょうか。

また児玉郡市内で一番安い美里町の介護保険料を上げるのでしょうか。保険料の段階別に見ると第4段階の人達一番多いいわけですが、滞納の方も4段階が多く19年度で17名と年々増えています。

減免制度なども考えていく必要があるのではないでしようか。利用料については、軽減制度はありますが微々たるものです。それに、この軽減をうけるには前年度保険料を完納していなければ受けられません。1・2段階と低所得者の方達です。

本当に介護を必要としている人達が受けられないでいるのではないでしょうか。特別会計でよく言われることは、一般会計からの繰り入れはだめ、資産審査なしの一律減免はだめ、介護保険については保険料の減免はだめという三原則を守れと厳しく言われているということです.

この三原則については、介護保険は地方自治の自治事務であり法的拘束力はないということは国会答弁でも確認されています。一般財源でも、特別会計でも、そこには住民がみんなかかわっています。そういう意味では、住民がいないまちづくりをしても仕方ないと思います。

介護保険は見直しが必要です!

【町長】 介護保険は3年前より6000万円程増加しています。第3期計画では、1号保険者の基準月額は3757円ですが美里町では2980円です。

この計画では介護保険の認定数や各種サービス内容、サービス料の計画並びにそれにともなう財源も見直す必要があります。当然保険料についても見直す必要があると思います。

減免については他の保険料などもなかなか使いにくい状態になっているのは事実ですし基準もあいまいです。文章化を含めてある程度本当に必要な人にこの減免が使えるかどうか調査し研究していきたい。



75歳以上の方達の人間ドックを支援すること!

【角田】2008年4月より75歳以上の方たちが後期高齢者医療制度に強制的に移ることにより国保で実施されてきた人間ドックの補助金は、75歳以上の方達には補助されなくなってしまいました。

医療制度が違うからということですが、国が勝手にやったことでおとしよりに責任はありません。75歳と言うと終戦のとき5年生くらいだったのではないでしょうか。

子ども時代を戦争で明け暮れ、食べ盛りの子ども時代を苦労して戦後を生き抜きこの美里町を作ってきた方達です。長生きを願うのは私だけではないとおもいます。

19年度で75歳以上は37人中の5名です。たいした額ではありません。今まで、安心して受けていた人間ドックをおとしよりが一人でもあきらめたら、悲しいことだと思います。

ほかの自治体は引き続き継続することを決めているところがあります。秩父市・横瀬町・長瀞町・戸田市・入間市・草加市・上尾市・新座市、蕨市は、9月の議会で補正を組み、10月から実施するそうです。

対象は、人間ドック(2万5千円)・脳ドック(2万5千円)・PET検診(2万円)4月さかのぼっての実施です。今までどおり、人間ドックを受けられる支援をすべきです。

そう言う援助をおとしよりにすることが、町長の言うおとしよりが生き生きして元気にくらせる町になるのではないでしょうか。

少し研究期間をいただきたい!

【町長】 後期高齢者医療制度は、人間ドックは実施しないということです。私のところにも埼玉県内でかなり多くの数の市町村が対応している数値はでてきています。

今年から特定検診をしていますが、特定検診の受診も数字的にはそんなに多くありません。特定検診の部分をふくむような形でできればというのが、わたしの思いなのですが。

町内の医療機関が今4医療機関あります。医療機関の中で特定検診を含むような形で人間ドック的な受診ができて、その医療が必要ならすぐ医療に切り替えられるような方法はないか模索するように担当課に指示を出したところです。 



2008年 9月議会


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