住民こそ主人公の町 美里町をつろう  

★2009年9月議会

一般質問 ―

2009年 9月議会




笹井 均議員の一般質問―  2009年 9月議会

笹井議員

《美里町地域防災計画」基づく対策で安心安全なまちづくりを》

【笹井】美里町近辺では最近大きな災害は発生していませんが「災害の無い良いところだ」と安心していられません。各地で地震の発生や想定以上の量の降雨が局地的にあり各地で水害や土砂災害が発生しています。美里町には、関東平野北西縁断層帯主部と平井・櫛引断層地帯があります。

 いつ美里町で災害が発生するかもわかりません。「美里町地域防災計画」基づく災害を防災体制の整備が大切ですが計画にあっても実現できていません。計画を調査し水防・土砂災害対策・地盤災害の予防や避難所の確保と安全対策を早急に実施すること。

《定期的に防災訓練を実施して防災用具や備蓄品の充実も図る》    

【町長】より身近な行政区の自主防災組織が消防団や消防署のサポートにより、定期的に防災訓練を実施できるようにします。また、あわせて防災用具や備蓄品の充実も図り、安全対策が確保されていない避難所につきましては順次改善し、災害時の安全の確保に努めます。

《荒廃農地・耕作放棄地・不法転用、農地法の改悪などから農地を守ること》

【笹井】荒廃農地対策は、条例をつくり遊休農地の解消を図ると言っていましたが、25万円の荒廃農地管理委託料が未執行です。国の指導で協議会を設立したとのことですが効果を発揮していません。また、耕作放棄地が増大している原因は農地法に問題があるのでもなく、農民の努力が欠如していたからではありません。

 これまでの農政の結果、農作物の輸入自由化や市場原理等によって家族経営農業の継続が困難になったためです。農地法改正では財力のある大企業に優良農地が集積され、認定農業者や集落営農さえ存続を脅かされます。また観光果樹園構想は、多額の費用をかけて町の遊休農地解消や観光農園によるまちづくりを進め美里町の農業の活性化に重要なものとなっていますが、商品化や販路の拡充、管理の行き届かないブルーベリーなどの植栽後の管理放棄などの対策がありません。町の農業を発展させる対策をお聞かせください。

《遊休農地の解消に向けて農地の利用状況調査を行う》

【町長】近年、農業後継者の減少や高齢化等が進行し農地の遊休化が進んでいるので農地の利用状況調査を行い農林振興センター等の関係機関と連携を図り対策をします。
 観光果樹園構想は耕作放棄地対策の一環としての事業ですので耕地が荒れないよう指導し栽培意欲のある農家に土地集積をうながします。広報活動とか、栽培指導のほうに重点を置いた形で進めていきたい。

《広域市町村圏組合廃止と定住圏構想は住民の利益にならない》

【笹井】広域圏行政計画策定要綱の廃止が通知をされたのは、「定住自立圏構想促進要綱について」と題する総務省事務次官通知であり定住自立圏構想の推進と一体のものです。

 この構想は国が平成の大合併を押しつけた矛盾が表面化し、残っている市町村が合併に進まない場合の方策として中心市を定めて、そこに投資を集中し周辺の小規模自治体はそのサービス、施策等を利用するものです。

 これは道州制実施に向けた市町村の再編で小規模自治体の自治権を奪い自治体の切り捨てです。町長は、地方自治を守り発展させ住民生活を守るのが役割です。
定住圏構想に住民の理解を得ることについてもお聞かせ下さい。

《定住自立圏構想の仕組みを活用して地域の活性化を図る》

【町長】議会のみなさんと相談しながら新しい定住自立圏構想の仕組みを活用して、広域的な観点から行政サービスの提供や地域の活性化を図ってまいりたい。広域圏組合が行っている事業ができなくなるわけではありません。


2009年 9月議会






角田朝枝議員の一般質問― 2009年 9月議会

角田議員

《改訂指導要領の実施で疲れている子どもたちの学校生活対策は!》

【角田】 改訂指導要領の実施で一年生では5時間が多く、今まであった4時間の日が一日しかありません。一年生だと生活環境や友達、先生などになれるだけで精一杯です。給食時間も指導が必要です。それなのに授業が増えたのでは、子どもたちは疲れてしまいます。子どもたちの生活は学んで、遊んでの毎日が必要とおもいます。宿題がある日は遊べないと聞きました。2年生からは毎日5時間。5年~6年生は毎日6時間。5年生からは英語も必修科目になります。自宅に帰れば疲れて眠くなる子もいるというのも無理からぬことです。ゆとり教育でわからない子ども達をたくさんうみだし、さらに改訂指導要領で先生や子どもたちを忙しく疲れさせるのではないでしょうか。

授業時間は増加。確かな学力向上と柱は豊かな心

【教育長】小学校の6年間で授業時間5367時間。これが23年度からは5645時間になり、278時間増加となる。学力向上に必要時数である。授業の内容は個々の児童生徒に応じた指導に心がけている。体験や友達とのふれあいが不足しているということなので豊かな心を大柱にしていきたい。

《町民の命や暮らしを守る国民健康保険に》

【角田】国民健康法第1条で「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障および国民保険の向上に寄与することを目的」と定めています。しかし今国民の命と健康を守らなければならない制度で我慢していたためにお医者さんに行くのが遅くなり多数の死亡者を出しています。背景には個人の支払い能力を超えた高すぎる保険料があります。今国民健康保険は本来の役割を果たしていません。町長は保険料値上げを国保運営協議会に諮問していますが、保険料を上げしない方策をすることです。

国保特別会計は独立採算が基本です

【町長】今の医療費の動向を見ますと疾病の多様化並びに医療技術の高度化に伴い、医療費は増加傾向となっており、予防事業を推進し医療費の抑制に努めていますが財政は厳しく一般会計から多額に毎年支出しているところです。

《子育て支援に3人目の子どもの保育料を無料のままにして》

【角田】 安心して子ども達を育てていける支援をしていくために子どもの保育料を、子どもが保育園に3人在籍しなくても軽減、減免にすることです。今若い人達がリストラや派遣切りなどで、職を失ったり、職場見つけられなかったりしています。美里町は公立がなくみんな民間まかせです。保育料の滞納も毎年問題になりますが高すぎます。保育料の値上げはしないでください。

支援できるか検討中です

【町長】現在町単独でできるかどうか検討しています。保育料は改定できる状況ではないと考えています。




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