★2012年6月議会
―一般質問 ―
2012年 6月議会
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―笹井 均議員の一般質問― 2012年 6月議会

《広木の焼却灰最終処分場の事故処理対策について》
【笹井】①広木の焼却灰最終処分場事故が起きた原因と管理責任を明確にすることです。起きてしまったことは仕方ないではすみません。町は施設を設置するにあたり、環境汚染や事故は起きない。安全対策は万全と説明し地域を2分する議論の末に設置がされました。
今回の事故対策工事費は1億4千万円と巨額です。事故の全容と責任と対策を町民に明らかにすること。②検査結果を見ても測定器で検査不能との数値が出ています。汚染の広がりの対策は取られているのか。
③事故の起きない体制の確立をすべての面から再調査し、今後の安全管理と対策をしておく必要があります。④「これまで広域圏で埋め立ててきた処分場の調査、対策をすること。
《緊急通報システムの整備など安全管理体制を再構築する予定》
【町長】 早期の事故原因究明と管理責任の明確化を組合に対し求めていく。敷地外において埋め立て焼却灰に起因する水質変化は見られない。今後、点検の頻度を増すことや、点検項目の精査、緊急通報システムの整備など安全管理体制を再構築する予定です。
組合が行ってきた焼却灰埋め立て処分場の安全管理体制は見直しを検討していると聞いています。処分場敷地外へ影響が広がらないよう周辺環境の保全と環境調査の徹底、早期の工事完了と原状回復、正確な情報提供さらに安全管理体制の充実を組合に対して強く働きかけます。
《スマートインターチェンジ建設と町づくりについて》
【笹井】インターチェンジが2016年10月供用開始に向け整備をすると発表しましたが美里町の道路整備計画や町づくりの計画との整合性が見られません。整備効果として「①企業誘致により地域経済の活性化と雇用の強化がはかれる。
②住民等の交通利便性が向上する。③災害発生時の物資の輸送や人命救助等の災害時に大きく貢献する」とあります。多額の費用をかける事業により町民の生活の向上や経済活動の活性化が図られるのか。町民が健康で安心安全で住みやすい地域づくりをすすめることが行政の責任です。
そうしたことが後回しにされ、インターチェンジできれば明るい将来が見えるといっていますが町の骨格となる広域・幹線道路の整備もされていません②「道路や企業誘致などインターチェンジを有効活用する町づくり計画」をどのように考えているのですか。
《土地利用やアクセス道路はなど今明確に示せない》
【町長】私自身は有効活用のビジョンですが、町がいろいろな施設を整える。例えば工業団地をつくることは、残念ながらなかなか難しいのかな。民間活力を引き出すための仕掛けを町がつくり、今ある資源を有効活用することを考えています。
アクセス道は、進出する事業体が決まらない限り、農地転用の入り口に入れないということはわかってきました。周辺地域でも山林や農地転用が可能な地域、空いている土地は、可能性が十分出てくる、その中でできる施策をこれから築き上げていく。今こういった形でできますよということは明確にお示しできないので、大変心苦しいのです。
《健康で安心して暮らせる町づくりをすすめること》
【笹井】町長は施政方針で「高齢者の自立を支援し、誰もが住み慣れた地域でいきいきと安心して暮らせる社会を築きあげる必要があります。」と言っています。
しかし原田町長は再任されたその日の国保運営協議会で国保税の引き上げの諮問をするといいました。同様の諮問は平成21年8月に出され、協議会で慎重に審議がされ「低迷している今の経済状況の中で、低所得者の多い被保険者の所得状況等及び税率改正による収納率の低下等を考慮すると保険税率の改定はおこなわない」と22年9月に答申されています。
この間、水道料金や介護保険料などが引き上げられ、景気の低迷は続き、消費税の引き上げや年金引き下げや所得の減少不安定雇用など住民のくらしが大変な時に負担増では生活していけません。くらしを圧迫する国保税の引き上げをすることではなく。医療費の削減するための予防医療や生きがい事業。など、②町民が健康で暮らせる地域にするための施策・施設に積極的に援助することこそ重要です。
③医療や介護を受けない健康づくりの施策をすすめ、町民が生きがいや誇りを持って暮らせる町づくりを進めること。
《国保税を値上げして健康つくりに活用する》
【町長】県統一で国保税を上げるという行為が先に見えていますので、やはりそれに対する値上げして調整をしていきたい。もう一つは、健康づくりのための施策に逆に値上げした分は有効に活用することが、建設的ではないのかと考えています。
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―角田朝枝議員の一般質問― 2012年6月議会
《鎌倉街道の整備で遺跡を生かした町づくりを》

【角田】美里町は「さいたまの飛鳥美里」とよばれるくらい色々な遺跡が発掘されていて、そのころの人達がどんな暮らしをしてきたか、自分たちの先祖への思いを巡らせて、その歴史を学び、若い人たちに伝えていきたいと思うのは私だけではないと思います。
小さいころからどんな歴史を持った町か知れば、子ども達、若者達は美里町を大切に思ってくれます。また、他から美里町を訪れるきっかけにもなるのではないでしょうか。鎌倉街道は道路改良などをしながらその歴史を残しています。今でも鎌倉街道らしい面影を残している広木、駒衣、大仏へと続く道は、周辺に家が建ち、すっかり住宅街になりました。
しかし、今のままだと大雨が降ると道が川のようになり、すごい勢いで流れて通ることもあり、土や砂利を入れて、道が整備されて、水はけがよくなったかと思っていたら、一番下の畑は土砂が流れ込み作物をつくれないなど、ご近所の方は本当に大変な思いをしてきました。①町は歴史ある鎌倉街道をどう残していきたいのか。②町民にもっと見える歴史、遺跡として整備すべきではないでしょうか。
《地域のみなさんと保存できればありがたい!町長》
【教育長】①生活環境などに影響のない範囲で現況のまま保存を行い、通行に支障が生じないよう地元のご協力をいただいて、維持管理に努めたい。
②説明版や案内標識の充実を図り、町内町外の方にもわかりやすいように整備していきたい。
【町長】 ここは通常の道路改良を考えている。今年の予算で調査測量をする予定です。地域のみなさんに残したいという要望をいただいている。
《補聴器の利用に補助金を!》
【角田】年をとると誰でも当たり前のように耳などは聞こえにくくなります。難聴で聞こえない方も話す方も大きな声で話さなければならず疲れてしまいます。補聴器を買おうとすると良いものは高くて買うことができません。
安いものは機械音のように聞こえるといいます。「会話」は一番の意志疎通のために大切なことです。町では障害者手帳を取得しなければ独自の補助金は出ませんが工夫して補助金を出している自治体があります。お年寄りが補聴器をもっと手軽に利用するために町の援助が必要ではないでしょうか。
《近隣の市町と協議しながら対応する!》
【町長】 一度こういった形の補助を出すと、近隣もすべてが同一歩調をとらざるを得なくなりますので、よく近隣の市町とも協議しながら対応していきたい。
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