住民こそ主人公の町 美里町をつろう  

★2012年9月議会

一般質問 ―

2012年9月議会




笹井 均議員の一般質問―  2012年 9月議会

笹井均議員

《生活排水処理計画の早期実現など環境を守る対策について》

【笹井】今、原子力発電事故の放射能の汚染をはじめ生活排水の河川汚濁・不法投棄による生活環境破壊や山林や農地の荒廃など自然環境も破壊され大きな問題になっています。

生活排水処理事業実施地区ではこれまで生活排水で常に汚水がたまり悪臭や蚊やハエの発生などで悩まされていましたが、今では排水溝には雨水のみが排出され常時汚水がたまっていることがなく環境改善は著しいものがあります。これが全町に実施されれば、蛍が飛ぶ自然環境豊かな美里町を実現できます。

町の財政事情もありますが「環境を守る」という観点から生活排水処理計画を早期に実現することについてお尋ねいたします。①集落排水処理事業計画の普及率は地区72.1%で平成27 年度末の目標は7地区80.0%です具体的な推進計画をお聞かせください。②公共下水道事業は工事開始から6年です。

25年度4月の供用開始を目指して管路の埋設工事を進めていますが、工事の進捗率は計画面積97haの 13%です。つなぎ込みに必要な公共升が52基の設置です。24年度計画は28基で計80基の予定です。住民の生活環境改善という目的達成のためにも、財政的にも今後の加入促進のためにも供用開始時の加入率を引きあげることです。加入率の向上の施策と今後の事業実施計画をお聞かせください。

合併浄化槽推進は公共下水道計画区域で、実施の見通しがない地域や集落排水処理事業の計画が進まない地区を指定して昨年10月から国県の補助と合わせ町の補助事業として集排の加入金程度の個人負担で合併浄化槽の推進をしていますが10年計画で実施しても年100基の普及が必要ですが23年度3基の実績で24年度予算では20基では目標を達成できません。

町が定める「生活排水処理計画」10年間で合併浄化槽や集排・公共下水の設備を100%実現し住民の生活環境を守る決意をお聞かせください。

《生活排水処理計画は計画に沿って進め37年で100%を目指す》

【町長】 合併浄化槽は単独槽からの転換を23年度から実施している。公共下水道は平成30年完了を目標に小茂田阿那志地区の工事を進めている。集落排水処理施設は南部中央処理区の完了後は計画がない。生活排水処理計画は実施可能な予算を計上しているので努力はするが目標達成は難しい。

《命と暮らし生活を守る町づくりについて》

【笹井】先日、国保運営協議会で小鹿野町の健康医療住民福祉の視察に行って、まさに町が基本計画に掲げる施策をすすめ、健康と命を守る事業を見てまいりました。

美里町の姿勢を聞きますと『小鹿野町のようにはできませんよ』簡単に言われます。町民の命と健康を守ることを真剣に考えているのか疑問に感じるところです。取り入れるべき多くの実績を真摯に受け止め、それに向かって努力していくことが求められています。

①町民の健康を守る地域力をつけることについて
いろいろな施策実践していくうえで「町民の健康を守る地域力」をつけることが大切だといっていました。

このことは日ごろからの地域の絆を強め、健康を守るだけでなく、防災防犯活動や安全安心な街づくりをする上でも町長の言う「町民誰もが住んでよかったといえる街づくり」の上でも重要なことだと思います。その様な施策を考えているのかお聞かせください。

②小鹿野町のように国保税を引き上げることより住民に健康を守る施策を進めることについて
小鹿野町でも国保財政は大変であると聞きました。しかしこの間値上げをせず1億1千万円以上の一般会計から法定外繰り入れを行い今後も引き上げる予定はないといっています。参加した委員からも「税を引き上げることよりやることがたくさんある」という声も聞かれました。

国保税の値上げを提案したこともあったが議会の承認が得られないと取り下げたことがあったと言っていました。小鹿野町のように国保税を引き上げることより住民に健康を守る施策を進めることの見解をお聞かせください。

③お年寄りから子どもたちまで組織的系統的・連携して町民の健康を守るため、組織の再編や連携しやすい体制にすることについて
また町民の健康を守る施策については、お年寄りから子どもたちまで組織的系統的に・関連する係が連携して各事業を推進することで、各個人に合った必要な施策ができるといっていました。美里町の縦割り組織を横に連携できる組織に再編し連携しやすい体制にすることについてお聞かせください。

④町民が健康で暮らせる地域にするための施策や施設に積極的に援助することについて
町民が健康で暮らせる地域にするための施策や施設に積極的に援助することも必要です。お金のことだけでなく、小鹿野町では職員が町民のところに出かけて行って状況を確認し対策をとるということでした。本町でもそうした町民に寄り添った町政運営が求められています。

《健康で暮らせるよう創意工夫をして進める》

【町長】 県でもプランを作成している町のそれに沿って町も推進していく。地域力をつける必要がある。いきいき対策事業の充実や広域圏の介護サポートを広げる。

小鹿野町は税を引き上げないというが美里町は見直す必要がある。住民との連携をすることが重要です。健康で暮らせるよう創意工夫をしていく。組織的にも各係が連携をして打ち合わせ会議をやっているが、一つ一つできることから実施し具体的な動きをしていきます。



2012年 9月議会






角田朝枝議員の一般質問― 2012年9月議会

角田朝枝

《 孤独紙死をださないための対策を!》

【角田】日本全国でいろいろなお年寄りの孤立死の報道が続いています。生まれてきたからにはいつかは死を迎えます。生れてきた時も一人でしたが覚えてはいません。

一生懸命生きてきてそれなりに国や町に貢献をしてきているはずです。死は突然やって来ると思いますが、その時にあまりに悲しい死に方はなんとかさけなくてはならないと思います。最近おとしよりにあうと、「前の日まで元気だったのに」というような死に方がいいと話題になります。私も思いは同じです。

今年に入って一人ではなく二人、三人の複数世帯でも孤立死が起きています。今、田舎でも近所隣と交流がなくというのも少なくありません。美里町は、町民が安心してくらせる町をめざしています。民生委員さんが一生懸命やっているのも知っています。

2か月に一度のヤクルトくばり。食改善の会の食事配り月2回。事件の内容を見ても困っても、役所には相談にはきていません。介護保険などもお金がなくうけられないと言っていたと聞きます。町は生活保護は少ないと思いますが、町まで来るというのは大変なことだと思います。
生活保護のパンフレットなども作る必要があるのではないでしょうか。「迷ったら、困ったらすぐにご相談を」と呼びかけるリーフレットなども必要ではないでしょうか。電気やガス止めたら業者に町の担当者へ連絡をしてもらって町として緊急に見守りをするとか、訪ねていくとかできる体制づくりも必要ではないでしょうか。

《ふだんからちょっとした形でも様子が見れないか考えている!!》

【町長】地域の関わり合いが薄れつつあります。防犯や防災の観点からもいざというときに助け合う地域社会をつくることが必要と考えています。


《 町長交際費必要なことには支出すべきです。!》

【角田】町長交際費はこの間削減されてきています。いい方向だと思う反面これまでも削減するのかと思うようなものもあります。町長が決心すればそのことで地域が助かったりとか、いろいろな運動をやっている人たちが助かる、そういう部分もあった補助金もあったのではないかなと思うわけであります。

本庄児玉郡市母親大会というのがありますが今年、全国大会が58回目で新潟県でありました。全国であり、埼玉県であり、地域であり「生命を生み出す母親は生命を守り育てます」とずっとやってきています。・ポストの数ほど保育所を・小児ワクチンの輸入・学校災害から子ども守る・高校増設など、力をいれてきました。

もう一つは「国民平和大行進」というのがありますが、ノーモア広島・長崎、核兵器のない世界をと核兵器廃絶を訴えて全国を歩く行進です。今年は5月6日・東京の夢の島と北海道礼文島を出発して、毎日雨の日も風の日も歩いてそして美里町も通って、また次へとつなげて広島・長崎へ向けて歩きます。

前の町長規定には公的に認められる団体であれば支出するというのがあったと思うのですが、児玉郡などは本当に小さな力で、いわゆる町長交際費は、町民の税金ですから、随分と運動を助けられてきたと思います。補助金を復活できないでしょうか。町長ならそれができます。

《概に支出しないと決めたものです。》

町長【町長】町長概に支出しないと決めたものでありますのでそのように対応していうつもりです。

 


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