★2012年12月議会
―一般質問 ―
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―笹井 均議員の一般質問― 2012年12月議会
《国民健康保険税の値上げをしないこと》
【笹井】国民健康保険は町民の命と健康を守るうえでなくてはならないものです。日本の皆保険制度は世界に誇れる制度ですがこの制度を破壊することになると医師会も反対するTPPに参加をする動きもあります。町民の命を守るためにTPPの参加をするべきではありません。
国保財政が大変と値上げを提案していますが構造改革の名のもとに自己責任と言って進めた、社会保障の切り捨てで国庫の負担割合を引き下げてきたことが原因ですがこの間、美里町は値上げせずに一般会計からの繰り入れで町民の負担を抑えてきました。
税の値上げをすることは景気が低迷し、所得が減少する中で高くて払えない町民が多く生活やくらしを圧迫することになります。値上げをしないで別の道を進めることです。
医療費が嵩むというのであれば、これまでも各種健診の無料化などを実施してきましたが、より一層医者に掛からないで健康に過ごせるための施策を職員・町民一体となって進めることです。
①国保加入者は改正条例の減免対象者が33%と低所得者ですが今回の改訂率112%と大幅です、運営協議会では所得200万円位の人の負担が多く軽減措置をすべきと付帯意見がありますが全く無視して今回の改正に意見が反映されていません。
②町長はこの間、私の質問に対し、国保税の値上げ分を健康を守る施策に使った方がいいと答弁してきた。2583万円値上げ分を健康を守る施策に充てることについてお聞かせください。
③お年寄りから子どもたちまで町民全ての健康を守るための組織体制つくりの進捗状況と来年度の健康推進事業についてもお聞かせください。
④町長は日本の人口構造上、労働人口が減少し支える人が少なくなるので財政が心配だといっていますが、その少なくなった若者の職を奪い大儲けをしているのが一部の大企業です。中小企業では社会保険に加入する資金がないくらい単価の切り下げが進められています。非正規雇用が増え、雇用が安定せず、所得が不安定になり、一方で税の負担が重くなるので国保税が払えない人が増えています。
神川町や上里町のように国保税の減免基準を明確にして、町民に知らせることについてもお聞かせ下さい。
町長は選挙を意識すれば負担は軽くサービスは良くしたいといっているが選挙のためでなく、住民の立場を考えて提案している。
《健康で暮らせるよう創意工夫をして進める》
【町長】 選挙を意識すれば負担は軽くサービスは良くしたい。今回の値上げでも近隣の市町より低い必要最小限にとどめた。自助公助共助。歳出の増加する中基盤を確立して安定円滑した運営をしていく。
加入者の減免の対象の33%の実態は589世帯、7割軽減者24%、5割軽減者7%、2割軽減者2%です。所得は100万円以下21%、200万円以下21%です。改定に軽減税率拡大が入っている。
値上げ分を全て健康事業につぎ込むことはできない。現状を維持で最善を尽くす。各課連携してアドバイザーを導入して健康対策をするためプロジェクトを立ち上げる。
減免基準要項は指摘のように対応する。
《国営灌漑用水工事7億8千万円に見合った農業施策を進めること》
【笹井】「美里町農業マスタープラン」は町の農業が現在抱えている問題は農業の担い手の高齢化が加速する一方で、農業経営は所得が低く不安定な状況が続いています。このため地域の農業を担う後継者の確保が困難になっており、担い手不足と営農意欲の低下から遊休農地が増大し、地域の活力が年々低下しています。
そこで、基本理念として農産物販売所を拠点とした地産地消の取り組みや農業の6次産業化、農商工連携を推進します。また首都圏等の大消費地に近いという立地条件を生かし、生産から加工、流通、消費につながりを持たせた付加価値の高い農業を推進します。
農業振興方策で基本となる「担い手の育成」「環境保全農業の実現」「地域営農組織の確立」を3本柱と位置づけ、町の農業振興に積極的に取り組んでいきたい。とあります。美里町の特産品の開発や6次産業化の推進、観光農園や市民農園、就農者の高齢化対策や新規就農者育成事業を推進する美里町農業マスタープランの進捗状況についてお聞かせください。
④国営かんがい用水工事費の負担金7億8千万円を来年度一括支払いますが、町財政に大きな負担になります。計画では今後、県営の配水管工事の予定もあります。今後の計画と大きな投資に見合った農業政策を進めることの町長の見解をお聞かせください。
《《県営事業は10%農家負担がある。農家の機運が高まらない》
【町長】 国営の灌漑用水事業は190億円の事業費で神流川頭首工1か所用水路7路線36.1Kmを改修新設で24年度に完成します。事業費は25年度に7億8千万円一括支払う。
灌漑用水は原水・水利権を確保したが畑地灌漑は増えない。国営事業は受益者負担はないが県営事業は10%の受益者が生じるので農家の理解を得られない。現在の用水の配管の老朽化がすすみ取り換えを進める。
農業施策としては6次産業化など町の農業活性化推進については国の「人農地プラン」を活用し県と連携しながら進める。農業後継者育成については児玉郡後継者育成塾研修会を実施し農業法人の雇用もあるが営農集団の育成は難しい。スマートICを利用した発展的な土地利用を進める。
2012年12月議会
―角田朝枝議員の一般質問― 2012年12月議会
《 子育て支援のために!第3子の保育料を無料に!》
【角田】24年度をもって残っていた同和事業が終わります。①子どもたちの学校給食費の一部負担にまわすことはできないか。解放同盟補助金が13世帯くらいのところへ100万円の補助金がでています。小学生が3人いたら年間125,400 円になりますが1000円負担で92、400円になります。埼玉県滑川町では(保育園(民間4)~(幼稚園1・小学校3・中学校1)について給食費は無料です。子ども医療費は高校卒業まで無料です。さらに、3子以降出産祝金が(現・20万円)出ています。住んでもらって税金を落としてもらえば町も豊かになるのではないでしょうか。人口増は県で2位。出産率は1位です。②・子ども手当がなくなって、児童手当にもどりました。年少扶養控除は、削られたままです。子どもが3人保育園に在籍しなくても第3子の保育料は卒園するまで無料にできないでしょうか。現在美里町では24人位です。寄居町では第3子以降無料で100人位いると聞きます。
《子育て支援している!》
【町長】①給食費の無料化は近隣市町の状況を見ていく。
②小学校にエアコンをいれたり校舎も耐震診断したり、改修している。滑川町とはいろんな条件が違います。これから少子高齢化になる。財政も厳しくなる野で現状のままでいく。
③第3子の拡大手当は国県の動きを見て検討する。保育料は2年前と同じで上がっていません。子ども手当に変わって児童手当がついています。
《 放射能から子どもの命は守れるのか!》
【角田】2011年3.11東日本大震災からもうすぐ2年になろうとしています。復興も進まない中で特に福島の人達は原発の事故で今年もまだふるさとへ帰れない人たちが沢山います。国の原発に対しての政策が「儲け」だけを考えてきた結果です。近隣では学校給食の放射能検査をだいぶ前にはじめましたが、美里町では学期に一回やるということですが、近隣がやってきていることを無駄だと思っているのでしょうか。それで子どもの命は守れると考えているのか
《補正予算で賛成していただいている!》
町長【教育長】環境科学研究所で検査する。県内では基準以上の数値は出ていない。食材は仕入れで検査し、流通段階で確認しているもので、安全安心を確認するため実施することにした。。12月6日に4校で野菜と肉類をミキサーで細かくして業者にとりにきてもらい、検査してもらった。検査結果は町のホームぺージにのせ報告する。近隣でやっていることを無駄とはおもっていない。県給食センターで検査済みなので安心している。3学期は2月頃と考えている。
2012年12月議会
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