住民こそ主人公の町 美里町をつろう  

★2014年9月議会

一般質問 ―

2014年9月議会




角田朝枝議員の一般質問― 2014年9月議会

角田朝枝

《教育委員会制度改悪で子どもたちを守れるのか!!》

【角田】今回2つの問題があります。1つは法案が導入した教育大綱の規定です。文化の振興に関する総合的な施策の大綱と規定され、制定は義務です。
教育基本法上の自治体の教育基本計画は任意なので、その点が大きく違います。

大綱は、国の教育振興基本計画の基本的な方針を参酌して作るものとされています。教育への国家支配を一層強めるものです。本来なら教育の基本方針は、教育委員会が作るべきです。

首長と教育委員会との協議機関である総合教育会議を設置して、そこで協議するとしていますが、教育委員会側が反対しても首長が決定できます。

もう1つの問題は、新教育長です。新教育長は、事務局のトップである教育長と兼ねるポストで、教育委員長は廃止になります。これにより、教育委員会と教育長の力関係が入れ替わります。

現制度は、教育長を任命し、問題を感じたら罷免できます。そして教育長が教育委員会の意志にそって仕事をしているかどうか、教育長を指揮監督する権限をもっています。ところが、法案によってこうした権限をすべて失います。

新教育長の任期は3年とされ、首長が議会の同意を得て任命するものですから首長からの独立性が弱まります。大綱で教育方針を縛り、新教育長が教育方針を支配していくとなれば、教育委員会の独立性は大きく損なわれ国と首長が教育の統制を感じます。

愛国心教育の押し付けや競争教育の加速なども心配されています。

《政治的な中立性というのは保つと考えでいます》

【町長】制度が国の方で変えられた後については当然それに対応しなければいけないですけれど、基本的な考えは今までと変わりませんので、教育行政については教育長を中心とする教育委員会に基本的には委ねております。

私もやってほしいというものはありますので、そういったものはいままでも教育長と協議しながら、できるものは実行してきました。基本は子どもたちの健全育成と幸せになってほしいと言うことが基本です。政治的なものをごり押しをするという考え方はいままでもこれからもありません。

《 国民健康保険税を上げないこと!》

【角田】国保税は平成25年度に上げたばかりです。それを1年後にまたあげると言うのは町民にはなんとも大変なことです。4月から消費税も8%になったばかりです。

国保だけに税金を使えないとか、税の公平さとか言いますが人の命ほど重いものはありません。上げれば払えない人が増えるだけではないでしょうか。短期保険証発行も104人と過去最高です。もうちょっと待つことはできないのでしょうか。

《税率改正は町民が安心して医療をうけられる!》

【町長】本来必要な受益者負担の3割以上ですか、負担していきていますのでこれ以上町が負担するということはできないだろうと思っています。少なくとも過去必要な時に値上げをしなかったツケが今きていると。決して近隣の市町より高くはありません。


2014年 9月議会

 


 



笹井 均議員の一般質問―  2014年 9月議会

笹井 均0


1、《美しい里、美里町の実現と公共施設等の樹木の適切な管理を》

【笹井】ポピー祭りやコスモスまつりの費用を削減し「農業関係予算」に投入したというが効果があったのか。

②行政区や地域やで管理する公園の樹木や、町の管理責任である畦畔や水路にある雑木の伐採管理を適切に行い

③学校や公園を含む公共施設の樹木管理は住民の意見を取り入れ、公共施設ならではの適切な管理をすること

④ケヤキ並木のある国道254号線沿いの農地は日照の関係や肥料が吸収されて作物が育たないことの対策をお聞かせください。

《校庭の見通しがよくなり、安全、安心につながる》

【町長】 ①農村環境の維持保全に取り組むほか、県の里山平地林再生事業を活用し、里山の環境保全に取り組むなどしています。

②各行政区にある公園は、地域の皆さんのご協力により管理をされております。また、道路ののり面部分や水路につきまして、敷地の管理は町で行っておりますが、地域の皆様で共有する施設として、草刈りや樹木伐採等、日常的な維持管理を地域の皆様にお願いしています。引き続き、官民連携をとりながら、適切な管理を推進してまいります。

③学校や公園を含む公共施設の樹木管理ですが、各学校敷地内の樹木管理として、高木伐採等を計画的に実施しており、校庭の見通しがよくなり、児童生徒の安全、安心につながるとPTAの皆様にもご理解をいただいていると聞き及んでおります。また、公共施設の樹木管理は、景観と防災を考慮して、地域の皆様に親しまれる管理を行ってまいります。

④国道254号線の歩道に植えられたケヤキ並木につきましては、道路を管理しております本庄県土整備事務所に対し、ドライバーの見通しが確保できるよう、主に交通安全の観点から適宜剪定いただくなど、適切な維持管理をお願いしているところでございます。

2、《災害対策の体制つくりをすすめること》

【笹井】①防災マップやハザードマップを作り配布しましたが、それが活用される体制づくりと

②水害対策と土砂災害防止法に基づく土砂災害危険指定区域の状況と対象地区に住居している戸数や人数の把握と行政区などを含む周知徹底や避難など防災対策をすること。

《自主防災組織と協議、実施します》

【町長】 町民の方々が美里町防災ガイドブックをより有効に活用できる方策を検討し、推進してまいります。これからも地域に合った防災訓練等を自主防災組織と協議を行い、実施してまいります。 [#ae93872d]

3、《町政運営の基本方針である町長の公約について》

【笹井】原田町長が初当選した時の選挙で「4年以内にやること」と次の7項目を挙げたが進捗状況と決意をお聞かせください。
1、通院、買い物をお手伝いする仕組みをつくる。
2、18歳以上の全住民アンケート調査の実施
3、将来の合併に備え、美里町から合併に関する勉強会設置を提案する。
4、農産物販売所の充実、市民農園の開設、観光果樹園の駐車場・トイレ設備
5、新幹線「本庄早稲田駅」までのアクセス道路の整備
6、安心安全な農産物のブランド化方策の推進
7、子どもたちの読書を奨励

《2期目の当選で審判を受けた》

【町長】1期目、出馬するに当たって出したものは、私が外から見ていての必要だろうと思うものをそこに思いとして書きました。2期目の当選で住民には理解されたものと思う。
1、買い物をお手伝いする仕組みは、公共交通利用料金補助事業がございます。地域支え合い事業として「ふれあいサービス事業」の支援を行っております。
2、アンケート調査は平成22年6月に総合振興計画の後期基本計画策定のために行いました。
3、平成22年に行ったアンケートの結果では、「合併は必要ない」という意見が多くございました。まずは、町が将来にわたって持続可能なまちづくりに努めてまいります。
4、観光果樹園の各整備は、各農園が自宅や農園に駐車スペースや仮設トイレ等を確保して対応しています。農産物販売所や市民農園につきましては、現在実施している特定地域再生事業の、ワークショップ等の中で6次産業化施設等の拠点づくり、産直館や市民農園も検討します。
5、新幹線本庄早稲田駅までのアクセス道路の整備は、本庄市と本計画の総合的な調整が整っていません。今後連携を図りながら検討してまいります。
6、良品質のものを継続して生産、出荷、販売し、地道に営業、PR活動を行い続けることでブランド化されると考えています。ブルーベリー部会では、各種研修を行い、良品質なブルーベリーを生産し、美里町産の定着に取り組んでおります。
7、「教育長」子どもの活字離れが話題となる中、子どもたちの読書に対する興味が増し、学校でさまざまな取り組みが行われている点を考えても、子どもたちの読書を奨励は順調に進んでいると考えております。
〇地域経済の低迷、財政状況も厳しい状況の中であり、まだまだ道半ばの事業もございますが、寄居PAスマートインターチェンジ事業のように重点的に、集中的に行わなければならないものもございます。今後ともご理解とご協力をお願いいたします。




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