住民こそ主人公の町　美里町をつろう　　

―みさと民報―

★2014年10月15日発行・第148号/

ーー９月定例議会報告ーー

美里町議会が否決！集団的自衛権の行使容認の即時撤回を求める請願

児玉郡及び本庄市が同一選挙区になるよう意見書を提出「県議選挙区」

町長また国保税の値上げを諮問（国保運協へ）

　二〇一四年九月定例議会が九月二日から十九日まで開かれました。議案は一般会計54億９９６万５千円・決算総額収入83億１５７３万円の二十五年度決算認定についてやスマートインターＩＣ整備事業・物件補償費４００万円等二十六年度補正予算、富裕層優遇の町民税条例、保育園の入所システム変更に伴う関連条例、学童保育の施設や運営に関する条例等二十六議案と陳情請願でした。一般質問は日本共産党の笹井均議員・角田朝枝議員など六名でした。

町条例の改正
〇重度心身障碍者医療費支給に関する条例の一部改正。

医療費の窓口払いを廃止する事は賛成ですが入院給食支給を廃止するもので共産党は反対しました。

〇放課後児童健全育成事業（学童保育）の設備及び運営に関する基準を定める条例
一人当たりの面積基準が１．６５㎡で保育所の乳児の基準と同じである。職員の資格や配置、集団規模や開所時間など今の基準を下回らないよう指摘しました。
〇特定保育・保育施設及び特定地域保育事業の運営の関する基準を定める条例
保護者と施設との直接契約になる。定員を超えた場合施設が入所者を選考することになる。入所を排除される懸念がある。ほか施設には保育の提供日、時間その他の記録が義務付けられ、保護者の保育時間量の管理も発生し保育士の配置も複雑になる等過密な施設現場にさらに負担を強いることになると指摘し共産党は反対しました。。
〇家庭保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例
家庭的保育事業の保育士などの配置等を定めたもの。施設の定員によって国家資格のあるものを半分にすることや国家資格のないのない保育者を認めるもので問題です。小規模保育施設では連携施設の確保が求められているが双方とも精神的、物理的な負担が懸念されるとは共産党は反対しました。

９月議会で補正された主な予算

※《一般会計》　１億４４０６万９千円

【歳入】
〇前年度繰越金　２億１９７９万円
〇自殺対策緊急強化資金事業費補助金　（県全額補助）　５０万円
・社会福祉心理士委託・自殺防止対策
〇財政調整基金繰入金　　　△１億２３０４万６千円
　・繰越金の確定による。
【歳出】　
〇臨時職員賃金１９０万９千円
　・職員が産休・育休になった。
〇子育て世帯臨時特例給付金事業　８０万円 　・対象者の確定
〇戸別予防接種委託料　２９０万１千円　
・法改正による。水痘の予防接種対象者３１６人
〇スマートインターＩＣ整備事業・物件補償費　４００万円
〇農業委員会事業・電算業務委託料　　　　１８３万６千円
・法改正による農地台帳システムの改修（国１０／１０補助）

※あぜみち

※笹井均議員・角田あさえ議員の一般質問

※町条例の改正

※３月議会で補正された主な１４年度予算

※人事案件

◎公平委員会委員の選任。高橋　俊氏（白石）を選任
（関口清氏の任期満了による）
◎教育委員会委員　　堀内　晴美氏（甘粕）を再任

※請願・陳情・意見書の審査結果

請願３件、意見書２件の審査をしました。

 《否決》

◆集団的自衛権行使容認の「閣議決定」に抗議し、即時撤回を求める意見書の提出をもとめる請願 紹介議員　角田朝枝

※共産党は採択を求めて討論をしました。

《趣旨採択》　
◎過労死防止法の制定を求める意見書の提出を求める請願
紹介議員　笹井　均　＊６月議会で継続審査になっていたものです。

《採択》　

◎手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願

 ※全員賛成で採択  

《意見書を提出》
◎埼玉県議の選挙区変更で美里町を深谷市などにするのではなく児玉郡及び本庄市と同選挙区になるよう要望しました。

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